第4回つりジェンヌ 女性だけのキス船釣りin鐘崎

日時:2017年7月8日(土)
場所:福岡県宗像市鐘崎漁港周辺
主催:女性だけのキス船釣り大会実行委員会
共催:つりジェンヌ
後援・協力:宗像市、宗像漁業協同組合、うみんぐ大島支援協議会、
                   福岡県釣り団体協議会、全九州釣ライター協会、有名釣具店、
                   釣具メーカー各社、報道各社
参加者:合計134人(競技参加者 98人+スタッフ36人)

 第4回つりジェンヌ女性だけのキス船釣りin鐘崎が、7月8日に98名の参加で開催された。昨年は海が荒れ、残念ながら中止となったが、今年こそと言う参加者や、リピーターが友人と一緒の参加などが多かった。また、福岡県内はもとより、近隣他県、遠くは鹿児島からも申し込みを頂き、女性の釣り熱の高まりを強く感じさせられた。 午前7時、出船場所となった福岡県宗像市の鐘崎漁港に、カラフルなウェアに身を包んだ女性たちが次々と集合した。当日は申込みをした参加者全てが時間内に受付をするなど、男性中心の大会とは雰囲気が異なる、非常に華やかな光景であった。また、この大会にはシマノの阪本智子さんやグローブライドの郷原未来さんが特別ゲストアングラーとして参加して頂き、花を添えていた。
【出船】
遊漁船10隻が揃った午前8時、参加者は、あらかじめ決められた船に次々と乗り込み、早速、竿や仕掛けの準備に取り掛かっていた。各船に10名ほどの女性と1名の安全指導員とメディア関係者が乗り込んでいたが、船が次々に出港する中、港で見送るスタッフに笑顔で手を振る姿が印象的であった。
【釣り】
釣りは正午を納竿とし、釣ったキスの総重量で競い合った。 この日は曇り空で女性の大敵である日差しも殆どなく、加えてほぼ波もない絶好の釣り日和であった。各船の船頭さんも連携を取り合い、なるべく釣れる場所を探して頂いた。前日の大雨の影響もあり少し食いが悪い状況であったが、その中でも良型のキスやカワハギなどで釣り上げられ、船内も盛り上がっていた。
【帰港・検量】
正午過ぎ、港には、釣りを存分に楽しまれた方、期待以上の釣果に恵まれた方などを乗せた釣り船が次々と戻り、参加者たちは検量表を受け取り、釣果の検量を行った。検量用ザルに一杯となったキスや良型のカワハギなどが検量されていた。
【表彰式】
最初に、実行委員会の吉田委員長より「第四回になるこの大会ですが、多くの女性の参加やリピーターが友人を誘ったり、年々裾野が広がっていることが実感できる。今後も、今大会を通じて、釣りの楽しさや新鮮な魚の美味しさ等を周りの女性にも広め、来年はより多くの友人等を連れて参加して欲しい」と挨拶があった。 その後、来賓として、多大なご協力を頂いた宗像市の中野産業振興部及び宗像漁協の中村組合長よりご挨拶を頂き、両名より「宗像・沖ノ島関連遺産群が一括して世界遺産に選ばれ、宗像は注目を浴びている。そのような中、この大会が継続して行われ、多くの女性の釣り人に集まってもらい、非常に喜ばしい。今後とも積極的に協力をさせて頂くし、宗像には新鮮な魚や野菜など、他にも魅力がたくさんあるので、宗像に何度も足を運んでもらいたい。」との挨拶があった。 今回の優勝者は、総重量980gを超えるキスを釣り上げられた。その他にも大型のカワハギなど釣り上げられていた。また入賞された方の嬉しそうな表情も非常に印象的で、釣りが男性だけにとどまらず、女性の趣味の一つとして浸透する可能性を強く感じられた。

抽選会ではゲストアングラー2人にも司会進行に混じって頂きも、さながら釣り女子会のトークのようで非常に盛り上がっていた。抽選会では、多くの方が当選しており特に女性が喜ぶ賞品を中心に用意していたため、会場は熱気に包まれていた。また、参加賞としてうみんぐ大島から地元の新しい名産「塩サイダー」が配られ、海で火照った体を冷やしてもらった。
【開催にあたって】
・宗像市や鐘崎漁協には全面的な協力を頂き、地元との協力関係がこのような大会を開催できるキーワード
 になると感じた。 (船の手配、駐車場の無料開放、お手洗いの早朝開放、受付、検量、表彰式における会場、景品の提供など)
・産業振興部長(市長が海外出張のため)も会場に駆けつけてくれるなど、これまでの長年の協力関係の継続があってこそのものと言える。

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